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Lawrence Conley
2010年02月25日 (木) 掲載
桂樹舎は、日本中におよそ300ある紙漉き製造所の一つである。和紙の歴史はこの地域で長く、1500年代に京都の貴族より導入された。製造所では250 から280枚の紙を毎日作っており、すべて細かく裂かれた楮の樹皮、水、それから紙を結合する一種の接着剤としてタチアオアイの根から取り出す成分を使って作っている。日本独特の「流し漉き」という乾かすのではなく、ゲル化した紙に水を流しながら漉く方法を取る。館内にあるミュージアムでは和紙の展示をしており、ショップでは文具、奇妙なパピエマルシェアニマル、アートワーク、ステンシルかブロックプリントの紙、カレンダーなどがあり、もちろん棚という棚 に素晴らしい和紙が売っている。 以下、代表取締役社長の吉田泰樹が詳しく解説する。
「紙の原料となっているのは、楮(こうぞ)と三椏(みつまた)と雁皮(がんぴ)、そしてトロロアオイです。楮は、クワ科の植物で、太くて長く強靭な楮の繊維で漉かれた紙は、男性的な風合いを持っています。三椏はジンチョウゲ科の植物で、繊維の強靭さでは他の原料に劣るが、繊細で柔軟性に富み、光沢があって女性的な趣があります。雁皮は三椏と同じくジンチョウゲ科の植物で、繊維は細かく短く均等で、光沢があります。紙肌が滑らかで書き易く、耐久性に優れているので、和紙の王と讃えられています」
「紙すきをする職人たちは、5年から7年ほどのキャリアがあります」
「出荷する時は、1枚ごとに紙の良否を選びだしています」
「商品の価格は、150円から2500円です」
富山県富山市八尾町鏡町668-4
電話 076 455 1184
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