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輪島塗りの特徴は、丈夫な塗りと蒔絵、沈金による華やかな加飾にある。輪島工房長屋では、自分のオリジナルの箸にデザインを掘ることができる(まずは練習出来るから大丈夫)。その後、金で装飾して大体15ドルぐらいだ。
以下、(株)まちづくり輪島 輪島工房長屋 漆器関係担当の稲見浩幸が詳しく解説する。
「従来の漆製品は天然素材を使って作られてきましたが、現在は科学が発展し、合成樹脂や化学塗料を使ったものも多く作られるようになりました。本物の漆塗りの見分け方ですが、従来型で作られてきた製品を本物の漆塗りとすることを前提として、天然素材(多くの場合は木製)は水に浮きますが、人口素材(プラスチックや木質)は水に沈みます。また、指でたたいてみると、プラスチック製の方が高い音がします」
「漆塗りの器は、木材を加工して漆木地を作るところから、木地の継ぎ目を修正し、生漆を染み込ませて木地を固め、サンドペーパーで磨き、壊れやすい箇所に布をはり、また削って平らにして、漆を塗り、磨き、漆を塗り、磨くということを繰り返し、上塗りをするというおよそ22の行程で完成します」
「装飾には2種類あり、まず、加飾蒔絵は、筆に漆をつけて絵を描き、金粉・銀粉などを蒔き付けて、固まった後で、研いだり、磨いたりして光らせます。漆を盛り上げて立体的な絵を描いたり(高蒔絵)美しい貝殻を嵌め込んだり(螺鈿)多彩な技術があります。また、加飾沈金はノミで線や点を彫りながら絵を描き、薄く漆を塗って紙で拭き取り、金箔や金粉を彫ったところにいれます。漆が乾いた後で、余分な金を紙で拭き取ると、金色の模様があらわれます。工房長屋では沈金を体験していただくことができます」
「最初に買う漆商品には、器がおすすめです。1客1万円前後から数10万円ほどで購入することができます」
石川県輪島市河井町4-66-1
電話 076 823 0011
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