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Lawrence Conley
2010年02月25日 (木) 掲載
140年の歴史を誇る家族経営のこの会社では、古九谷の良さを継承しながら、革新的なデザインの作品が製造されている(今九谷とは、現代の九谷を意味して いる)。マグカップやティーカップなど、繊細なデザインは美しく、何より手触りと口当たりがよく、飲み物を美味しくいただくことができる。
以下、代表の中村太一が今九谷窯のアイテムをさらに詳しく解説する。
「1870年の創業以来、7代にわたって経営を続けています。今九谷窯の特別な点は、使い勝手にとことんこだわっていること。一日中使用しても疲れない取っ手であるガンプーグリップを筆頭に、人肌のように手に馴染む手触りや磨きたての歯のようになめらかな口当たりなど五感によりそうような使い勝手を追求しています」
「商品の制作は、制作と絵付けというおもに2つの行程にわけられます。成形の行程では、独自な形成型技術と、ろくろ成形技術とを組み合わせて成形しています。また、雪九谷レリーフと呼んでいる雪景色を表現した制裁なレリーフを彫る技術も、独自の技術です。絵付けに関しては、立体感や豊かな質感を表現するため、絵の具を塗り焼くという行程を何度も繰り返します。焼成の回数は最低3回、最も多い場合では7回から8回に達します」
「ほかの焼き物と一番違う点は、見えない部分、例えば、使い勝手や絵付けの下処理などに配慮を尽くしているのと、使う姿が美しく見えるように制作している点だと思います」
「日本国内において、日本円で購入していただく場合は、最も安いもので5,000円。最も高いものでは150万円程度です」
「もし、今九谷窯の商品をコレクションしていただくのだとしたら、最初のアイテムとしてマグカップをおすすめします。こだわりがもっとも詰まった商品です」
石川県加賀市大聖寺錦町13-37甲
電話 076 172 0901
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