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Beverley Milner
2010年02月25日 (木) 掲載
蒟蒻は西洋人にはもってこいの食べ物と言えるだろう。芋のようなその植物は、カロリーが低く(100g当たり5kcal)、繊維(100gあたり2.2g)とカルシウムの含有量が高く、コレステロール値を下げる効果があると言われている。そのため、蒟蒻は糖尿病と肥満の治療に使われている。ではなぜ蒟蒻は世界に進出していないのだろう。その最も大きな問題点は色と形だ。ゼラチンのかたまりのような形に、まだらのある灰色。カエルの卵を思わせるその見た目が、西洋人には受け入れられないのだ。そこで蒟蒻の見た目を変えようと立ち上がった企業がある。有限会社石橋は1877年の創業以来、蒟蒻を作り続けている老舗だ。創始者のひ孫にあたる現在の社長、石橋渉氏は、受け継がれてきた蒟蒻作りに変化を加えた。以下、石橋氏が万人受けする蒟蒻を説明する。
「 私たちの蒟蒻は全てが手作りです。以前は機械を導入したこともありました。しかし、手作りである方が美味しい商品を提供できるため、現在、機械は使っていません。」
「 一般的に日本で食べられている蒟蒻は西洋人には受け入れられないため、私は蒟蒻の形状を考え直し、新たな商品作りに挑戦しました。その結果生まれた蒟蒻麺は、色も形も、西洋人でも抵抗なく食べられる蒟蒻となりました。」
「 蒟蒻には味がないので、味を付け加えることができます。私が作った茶色蒟蒻は、チョコレートソースをかけて食べると、美味しいデザートとなります。」
「 蒟蒻をカロリーの高い食べ物と混ぜ、カロリーを抑えた新たな食べ物に変身させることもできます。例えば、蒟蒻チーズケーキ、蒟蒻ホワイトソース、蒟蒻ハンバーガーなど。 どれもより健康的な食べ物に生まれ変わります。」
「 私が生んだ商品の中で、最も自慢できる商品が蒟蒻パウダーです。これは、簡単、安価、更に環境に優しい形での蒟蒻の輸出を実現させました。このパウダーには蒟蒻以外に、8つの体に良い穀物が含まれていて、水と混ぜるだけでゼリー状に変化します。」
「 アメリカでは約6割の人が肥満と言われていて、それは彼らの食生活に起因します。私は、蒟蒻が人々の健康を良くする可能性があると確信しています。従って、日々商品開発に励んでいるのです。」
福岡県大牟田市大字上内529
電話 0944 58 6683
ウェブ www.konjac.jp
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